最近、テレ東ドラマがよく出来ている。
このシリーズも何処か不思議な感じのドラマでとても面白かった。
痴漢冤罪で人生が狂い、金も行き場もない状態であった北は自殺を図るが、最後の一歩が踏み出せない。たまたまテレビのグルメ番組を見て、まだ蟹を食べたことがない事に気付き、「蟹を食べてから死のう」と決める。蟹のリサーチをしていた図書館で偶然出会った人妻の雪枝彩女を強盗するが…。
北を演じる重岡大毅はジャニーズらしいのだが、とてもそうは思えないダメ男ぶり。あまり芝居が上手いとは思えないが、泣き顔がブサイクでとてもリアル。素晴らしかった。
彩女(入山法子)は捉えどころがない、不思議なキャラクター。雪女に例えるのも納得。北がひたすら彩女の行動に悩むあたりが良い。
オープニングの夕陽の蟹以外はあまりツッコミどころのない、良くできたドラマだった。もう一度観ても良いかな。
