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LINK:ふたりのシンパシーのkadocksのレビュー・感想・評価

LINK:ふたりのシンパシー(2022年製作のドラマ)
5.0
登場人物ほぼ全員が20年前の事件で傷んでおり、今も暗い影を落としていたからこそ、最後は全員が癒されなければならなかった最終話。15話ほどの余韻はなかったが、グッと掴まれ終わった。

ラブコメかと思って軽く観出したら軽いファンタジーに重いミステリー。途中からは考察ドラマみたいな様相。ワクワクドキドキと恋愛、料理のバランスもよく、くっついたり離れたりもあり、リンクによるハラハラもあり。eat, love, killの原題らしく、よくもここまで巧くまとめたなぁ。
犯人像を単なる殺人者としてしか描かないのも良い。よくあるサイコパスとか幼児関係で典型的なパターンに見せない。それより数多くの被害者達の日常が主人公が帰ってきたことで少しずつ変化して犯人逮捕に収束するのも巧い。
ヨジングとムン・ガヨンのケミは最高で、こっちまでニコニコさせられる。ホントあらゆる感情を屈指して描き出してる。細かいプロットも拾い上げて文句なし。
それにしてもみんな演技が上手いよなー。
満足。
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