先に尚食観ちゃったから、何であんな柔らかい女性を主人公にしたのか疑問だったのだが、コウラン観てよくわかった笑
コウラン気が強すぎだよ。
春秋戦国から秦を描くのだからもっと汚い時代なはずだけど、美しい美術。
まあ許せるよね。絢爛ではないが、趙の時代は白、秦は黒(実際黒だったらしい)と最高の衣装で魅せる。セットも嘘付きすぎずこんなもんだろう。美しい。
于正ドラマとして女性の生き方をメインに持ってきたのはよくわかるが、やっぱり始皇帝は問題児過ぎて最後の方のバタバタ感はどうしようもなかった。あまりの大きな史実が首を絞めて、架空の物語が嘘っぽく見えてしまう。最後のオチもね。
キングダムみたいな滅茶苦茶な嘘のつき方も問題だけど、コウラン伝はこりゃ炎上案件だよね。
史記が漢の時代にかかれて始皇帝を落として書いていると言う説もあるから、始皇帝の母親が実際好色過ぎたと言うのも怪しいと言うのはわかる。だからこう描いたのだろうけど、ちょっと綺麗事過ぎる気がする。ロウアイの件もね。
でも前半は滅茶苦茶面白いし、始皇帝含めて男はバカで出来ない奴ばかり。呂不韋と嬴異人はともかく。
となるとやはり雅王女の独断場。最初は声優みたいで気になったが最高な最期を与えられて泣けた!もう一人の悪役元貴妃の華陽夫人の譚卓さん素敵なんだけどなぁ、最期あれはないよね。
色々書きたいけどやっぱり呉謹言は魅力的。声も演技も好き。やっぱり目を引く美しさ。
前半の舞姫シーンとかさすがの元バレリーナ。見どころがたくさんあった。
まあこの作品の反省から尚食が作られたのだろう、長かったけど三部作観れてよかった。
次は何観よう!