あちぴろ

初恋の悪魔のあちぴろのレビュー・感想・評価

初恋の悪魔(2022年製作のドラマ)
3.6
2022年夏クールの土曜放送の日テレドラマ。

林遣都、仲野大賀、えもたす、松岡茉優の主要キャストに伊藤英明、安田顕、田中裕子が脇を固めるドラマ。

「マーヤのベールを剥ぎ取るんだ」と起こった事件の謎を解き明かす刑事ドラマ。
なんだけど、コミュ症の刑事課所属だが自宅にいる林遣都演じる鹿浜鈴之介、総務部総務課の仲野大賀演じる馬淵悠日(はるひ)。馬日の兄、朝日(毎熊克哉)は優秀な刑事だったが3年前にビルの屋上から落ちてしまい殉職した。松岡茉優演じる摘木星砂は生活安全課の刑事。えもたすこと柄本佑演じる小鳥瑠夏は会計課職員。そんな四人が自宅操作会議として鈴之介の自宅で犯人を探す。
そんな展開が4話あたりまで進む。
どこかシュールな笑い。

ダメだこれは完走出来る自信がない。
と、3話の時点で挫折。



が。
このFilmarksで放送が終了したあたりからポツポツとフォロワーさんのレビューが続々と。
え、面白かったの?
いや、あれなんなの?安田顕は一体何者?松岡茉優の二重人格?兄貴の携帯なんで持ってたりしてんの?など全話通した伏線が回収されるんだろうか?と、レビューから4話以降を再開する。


え。
やば。
5話から急展開するじゃないの。
散りばめられてた色んなことが全部回収されつつ、新しい謎が出てきたり、突然の満島ひかりの登場だったりと、面白くなってくる。
そして、運良く、Huluで観れる日テレ枠だったので、4話〜10話まで毎日1話ずつ観て本日完走。

9話が最高潮で10話の頭で終わってればなお良かった様な…





以下はネタバレなので、ご注意を。





林遣都の初恋は脆くも星砂の記憶が戻ったことで散ってしまったけれど、あれはあれでしょう。ずっとあちら側のままでいれるわけもなかったし。
仲野大賀にとってはようやく元の摘木に戻ってくれたことで幸せな暮らしが戻る訳で。
ラストの公園のシーンは記憶を戻した摘木が星砂を演じてたのかなぁ。

10話の初めに犯人を捕まえるし、隠蔽してたことも明るみになり、大盛り上がりになっていた事件もすんなり解決。
ここがちょっと盛り上がってただけに、最後あたりまで引っ張って欲しかった。

結局、コミュ症の鹿浜もこの3人だけは友人として認めたのかまた「マーヤのベールをなんちゃら←」と集まってたし。

低空からぐわっと盛り上がってた10話の中盤から急降下する様なそんなドラマだった。


(2022/7/23〜10/1)
あちぴろ

あちぴろ