回想シーンでご飯3杯いける

スター・ウォーズ:スケルトン・クルーの回想シーンでご飯3杯いけるのレビュー・感想・評価

3.8
「スター・ウォーズ」である以前に、1本のドラマとしてとても魅力のある登場人物達とストーリー。そこが良い。

シリーズが始まってからもう少しで50年。最近ではファンの保守化が著しく、初期三部作(ep4~6)と直接的な繋がりのある作品以外は、ほぼ全て批判される状況の中で、敢えてこれまでのシリーズ作品と繋がりのないドラマ作品を送り出してきた事が何よりもうれしい。

近年のSWドラマ作品と違い、非人間型の個性豊かなキャラクターが多数登場。ドロイドも魅力的だ。子供達が主人公で、そこに合流するのが胡散臭いジェダイという設定も斬新。前例のない人物配置だからこそ可能になった、自由度の高い脚本が面白く、次のエピソードを観たくなるという、理想の構成になっている。

その「胡散臭いジェダイ」を演じたジュード・ロウがとにかく魅力的。子供達は、吹き替えだとギャーギャーうるさい感じになっているけど、オリジナルの英語音声ではクールで現代っ子っぽい雰囲気になっているので、英語音声&字幕で鑑賞する事をお勧めする。