このレビューはネタバレを含みます
テンポが良く意外性もあるのに描写がとても丁寧です。
主人公のウェンズデーは人との関わりを避けた無愛想な女の子に見えますが、本心は他人との距離の取り方がわからない心優しい子です。ですが不器用すぎず、優しすぎない絶妙なバランスでリアリティに溢れていました。
そんな彼女のうちなる魅力に惹かれるのか、目的のために他人を利用してるばかりなのに学園生活の中では協力してくれる仲間が増えていきます。
両親との確執があっても愛情を持って育てられたことが良くわかるとても細かい描写は他の作品では味わえません。
主演の女優さんは絶世の美女というタイプではありませんがこのキャラ付けなら一番魅力的に写るビジュアルで、どこまでも作り手のこだわりが伝わってくる素晴らしい作品でした。