木曳野皐

ウェンズデー シーズン1の木曳野皐のレビュー・感想・評価

ウェンズデー シーズン1(2022年製作のドラマ)
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ティム・バートンの世界観はそのまま。
正にダークファンタジーなんだけど、ただのダークファンタジーで終わらせないのもティム・バートンの世界観の良きところ。

心の無い少女ウェンズデーを取り巻く親、先生、友達、おててetc...
おてて、最初気持ち悪っ!!って思って観てたけど観終わる頃にはめちゃくちゃ可愛いと思えるようになるのスゴい。
なんなら、「異型」として登場するのに身近な「ペット」にいつの間にか成り代わっててカワイイ。
めちゃくちゃにフィクションではあるけど身近だし私だし〈思春期〉をサイコーにカッコイイ感じで撮れるのは天才の所業に間違いない。
ところで「ハリーポッター好きな人は好き」みたいなレビューを沢山見かけるけどそれは世界観(ファンタジー)だけの話であってパクリでも無ければ個人的に似てるとも思わなかった。なんかこう、上手く言葉にできないんだけど、同じ監督でもなければ同じジャンルでもないものと比べて「ハリーポッターみたい!」って言われるのってティム・バートン的にはどうなん?二番煎じみたいに言われるの嫌じゃね?って私は思ってしまう。私はちゃんと【ウェンズデー】が好きでした。
比べるのであれば【シザーハンズ】だなぁと個人的に思う。何年経っても作風が変わらないのは凄いし、初めて撮った〈ドラマ〉というジャンルにも自分の世界観を落とし込めるのは凄い。
続編に期待大!

あっ、
皆様、あけましておめでとうございます。
今年も暗めな物語から私の一年は始まるようです。
今年もそんな私をよろしくお願いします。
木曳野皐

木曳野皐