古本サバイバー

御手洗家、炎上するの古本サバイバーのネタバレレビュー・内容・結末

御手洗家、炎上する(2023年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

家が火事で燃えたのはお母さんのせいじゃない。
母の無念を晴らすため
(死んでるわけではないけど、記憶を失っている、一部分というよりけっこう)
御手洗家に家政婦として潜入して火事の真相を追う主人公杏子を演じる永野芽郁。

事件の真相に迫るために一つ一つクリアしていくも障害があり、ぶつかって挫けそうになりながらも、懸命に堪えて立ち向かっていく健気さ。何と言おうとこのドラマの核はこの永野芽郁の気迫迫る粘りと健気さ。「終わらせない!」と長男に感情をぶつけるところは揺さぶられました。

それを迎え撃つ鈴木京香の一見動じない虚像を崩さない感じのモンスター感溢れる怪演も素晴らしいです。この鈴木京香を永野芽郁が追い詰めていく7話のところ。どこまで行っても逃さない!あなたのことは全部知っていると。ジリジリと追い詰めていくところも痺れました。長男の目の前で崩れる流れからいって、真犯人はそうだろうと思ってたけど、まさかそこからひねりがあるとは…
正直読めずビックリしました。

永野芽郁と鈴木京香の2大女優が煌びやかで目を奪われるけど、及川光博のクズっぷりハンパない。自分の保身しかなく、どちらの家族にもつかない。どっちも及川光博にとってほんとの家族だけど。どっちも突き放すのやばい。こんなミッチー見たことなくて凄いなと思いました。

あと工藤阿須加は言われて見てもすぐにわからない。あんな怪しいニート。いつも好青年な役どころしか記憶になく、こんなの初めてなんじゃなかったのかな。これもビックリしました。

物語の核が誰が火をつけたのか
という謎があるので、少しずつ謎が紐解かれていくのが続きが気になり、一気に最後まで見ました。

ただ最後の最後。
杏子が希一にプロポーズするとこ
横に真希子いるのに。
あそこついていけなかったなー
原作が少女漫画だからそこはしょうがないか。
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