ドラマ『一流レストランの〜』を観た。邦題がだせえけどかなりの良作。アメリカの伝説的医療ドラマ『ER』を思い出す。副料理長が辞めるとか、資金繰りがまずいとか、ざっくりとした緊張の上でコメディを無数に描き続ける。まさに緊張と緩和。マジで無限に観ていられるドラマ。高度すぎて正直何がどうなって話の骨子が進んでいるのかわからないけど、観終わるとなんかキャラや関係性に進展があって良い読後感がある。全キャラクソさを持ち、人間味が間違いなくあって、愛着を持たせる。主人公のタバコの吸い方とかちょっと真似した。コメディの精度は『ER』のが高いと思ったけどいずれにしても、コメディで人間を見せていく手法は天才の仕事だ。
ワンピース連載開始時のジャンプ編集長が「構成が分かりにくいから連載に反対した」と言ってたけど、ワンピもこの系譜かもしれない。サンジの海上レストランあたりからマジで分解不能でどうやってんの？！と思った記憶がある。そもそも構成とかマジでフワッとしたものしくてキャラ描写の連続なだけかれないし、逆に、そんな低い領域の話では全くないのかもしれない。ただすごいな〜という感想。
