えみ

エルピス—希望、あるいは災い—のえみのレビュー・感想・評価

4.5
捜査機関による自白の強要、残念ながら本当にあるし、あった。松本死刑囚への強要シーン、あまりに生々しく、本当に酷くて怖くて涙が止まらなかった。刑事事件の被疑者とされる人の権利を守ることが、国の暴走に歯止めをかけるためにいかに重要なものかを再認識させてもらえる。今のメディアの体たらく、決してエルピスがフィクションではない。このドラマを見た人が、マスコミの役割と国家権力を野放しにするとどうなるのかということを、現実世界でもちゃんと意識する必要がある。全ての冤罪事件や不当な圧力、忖度が日本から無くなり、真の立憲主義国家になれる日が来ますように。素晴らしい作品でした。制作陣に感謝したい。現実世界で戦い続けてくれている沢山の勇者たちにも。
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