たき

霊媒探偵・城塚翡翠のたきのレビュー・感想・評価

霊媒探偵・城塚翡翠(2022年製作のドラマ)
4.0
これはしてやられた。

生まれながらにして世界に拒絶され続ける少女が、ひとつずつ世界との接点を見つけてくのですが、まさしくそれがフラグだとばかりに丁寧に奪われてくのですな。それでもとにかく世界はやさしくて、なにより世界がやさしくて何度も何度も眼球土左衛門にしながら本気で応援してたりしたのですががんばれ清原果耶!

最終話のどんでん返しはやっぱりそうかーと思いつつ、あのときの俺の感動を返せと萎えなかったといえば嘘になるのですけれど、ラストを観る限りあながちぜんぶがぜんぶひっくり返されたわけではないんではないかと思わせる余白を残してくれてるとこが絶妙ですな。というかたぶん、そこがこのおはなしのキモなのでしょうか。

ひとは、信じたいものしか信じない。

それでもまだ、そこに論理の破綻がなければ信じ続けてもよいですよね。なにもナイフを抜いたことが致命傷になったわけじゃないとか、四月に降る雪があるとか、荒唐無稽なはなしを信じてるわけではないわけですし。(内容も相まって、ラスト2話のサブタイは往年のブギーポップを彷彿とさせましたアガった)

清原果耶が。いったいどうしたことか。なにがありましたか?
透明感が爆発しまくっているのは言うまでもないことですが、とにかく仕上がってる。黒島結菜以来の衝撃。こんなにかわいかったっけ?(失礼)
大人っぽくなったのかと思いきや、セーラー服姿が誰よりもJK以上にJKで、劇中何度も美人さん呼ばわりされるのですが、それ俺も! いっしょ! 俺も思った!ってなんかうれしかったです。←ともだち作ろうな。

それ以上に瀬戸康史が。いったいどうしたことか。なにがありましたか? ずっと鈴鹿央士だと思ってしまってました。ちとふっくらした? それでもいつものイケボで重厚な演技よきでした。
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