実在する殺人鬼ジェフリーダーマーを描いたドラマ。
主演エヴァン・ピーターズ、制作ライアンマーフィー。
以前wikiか何か事件の詳細を読み残忍な殺害方法など知ってはいたんですが、改めて映像化されたものを見ると結構きつい。
直接的な描写はあまりなんですが暗く重々しく気持ち悪く感じる演出。
前半はジェフ視点の描写で幼少期の話から殺人を犯す話になっていて正直嫌悪感しか感じない。
エヴァンピーターズの演技力も凄い。
彼が出演した中でもかなりハマっていたんじゃないでしょうか。
後半は被害者側や遺族側の視点でも描かれており胸が痛くなる。
同時にジェフの父親や母親など様々な視点で事件を見る事ができる。
一人の人間が犯した事でここまで多くの人達の人生を変え影響を与えた事を思うと、事の重大さを痛感する。
また人種差別や警察の無能さなど時代背景も織り込んでいて良かった。
彼のしたことは鬼畜の所業だが、彼もまた人の子であり何故この様な結果になってしまったのか感慨深いものがある。
ドラマとしては見応えのある作品だったと思います。
