「負けた人から何を受け継ぐの?」
「…敗北の…意味だ」
理想。同志。生きてきた半世紀の全てを背負い、臨む弔い合戦。哀しみだけが…
面白かった!変身シーンがカッコ良い!
正直、最初は脚本の面白さでなんとか観れるなって感じだったんですよね。怪人もチープだし(でも後半には愛らしくて仕方なくなる)、演出も普通だし。
でも、7話以降は完全に白石作品のそれで、血で血を洗うような報復、粛清が行われる展開は『孤狼の血』を観てる気分でしたね。
差別描写とか政治批判に特に真新しいものがあるわけでもないけれど、社会の内の正しさを信じて、生きていた少女が、幸か不幸かそれだけでは何にもならないと知る。それは重要なことだと思います。
ビルゲニアよ…安らかに…。