にこぺ

FARGO/ファーゴ 始まりの殺人のにこぺのレビュー・感想・評価

FARGO/ファーゴ 始まりの殺人(2016年製作のドラマ)
5.0
面白かった〜!
マット・デイモン似の肉屋のエドと、その妻美容師のペギー。
ファーゴ市警のルー、ガンと戦う妻ベッツィと娘モリー。
ローカルマフィアのゲアハルト一家の女主人フロイドに息子ドッド、ベア、ライ。
そして反抗期真っ盛りのドッドの娘ビッチなシモーヌ、ベアの息子チャーリー。
ゲアハルトを吸収したい規模の大きいカンザスシティという組織のマイク・ミリガンやキッチン兄弟。
こうやって書き出すと沢山いるようなんだけど、どの人物も個性があってみんないい顔してるんです。本当にいいキャスティングだと思う。

誰よりも気に入ったのは、カンザスシティのマイク・ミリガン。
サミュエル・エル・ジャクソンがやりそうな感じの役柄なんだけど、
顔に圧力があって、とてもいい目をしていて役にぴったりはまっていました。
有名な役者じゃないみたいだけど、これをきっかけにのし上がってこないかしら?
ボギーム・ウッドバイン覚えておきましょう。
そして重要なハンジー。彼はドッドの片腕なんだけど、予想を裏切る大活躍。
ひょっとして彼が主役なんじゃない?ほとんど喋らないんだけど、絶大な存在感。

パトリック・ウィルソンも正義感のある動じない警官を好演!
今までハンサムなのに格好いいとはあまり思わなかった役者だけど、
今回は素直にカッコイイと思えました。

1979年が舞台となっていて、ペギーのファッションが素敵。
キルスティン・ダンストがこの役の為に増量したのかただ太ったのか、
結構むっちりした体型になって、襟元リボンのブラウスとか、腰高のパンタロンとか着てるの。懐かし〜!

こんなはずじゃなかった、がどんどん悪循環して死体はゴロゴロ出来上がります。
常に緊張感はピリピリなのに、ちょっとした会話や間がクスッと笑わせる不思議な展開。これはファーゴの第1シーズンも同様の感じ。
何シーズンもに渡って話が続くタイプのドラマが苦手な私にとって、
10話できっちり話が終わるのも大好物。
第3シーズンもあるそうなので、ワクワクして待ちたいと思います。


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