このレビューはネタバレを含みます
すごい密度のドラマ。
NHK深夜の再放送で一気見しました。
原作マンガもドラマも本放送時にチラッと見ていたものの、忙しさから逃したままだったけど、今回ようやく全話視聴できてよかった。
母子共に健康で生まれてくることがどれだけ当たり前でなく、尊いことか、思い知らされるエピソードの数々。
看護師経験のある原作者だからこそ描ける、お涙頂戴に走らないリアリティのあるストーリーだと感じました。とにかく静かで淡々とした空気感。
「命って何?」「母性って何?」などの問いかけに、答えは出ないけれど、得体の知れないそれらに突き動かされて生きる人々に強く胸を打たれます。
1話ごとのゲストの演者さんもうまい方ばかり。
清原果耶さんは、これまでも好きな作品はあったものの、正直ここまでうまいと思っていませんでした。これからもっと注目します。
(眼球から涙が直接ぶら下がる画は、初めて見た。)
命を扱う重いテーマ、ADHDを抱える難しい役どころでありながら、この若さで見事に主演を全うしています。