ako4u

鈴木先生のako4uのレビュー・感想・評価

鈴木先生(2011年製作のドラマ)
4.8
モノローグのテロップ化 すごく面白かったのに
ドラマが後半にいくにつれなくなってしまって 残念

長谷川博己はかっけぇ
冷静で客観的な面と 人間くささ
他人の価値観を受容する器と 独自の価値観をブレさせない強さ
を併せ持つ 面白い教師像
胡散臭い理想ではなく、等身大の生身の人間として 教師も生徒も描かれていて、1話1話に奥行きがある

エピソードごとに様々な価値観が披露されるが
一般論や理想論でなく リアルでユニークで泥臭い
それでいて ラストには 筋が通っていくので 清々しい
エピソードごとに、それに対しての 自らの価値観を内省させられる

ラスト、裁判の場を借りて 実験の成果が出る
というのも
ドラマ全体として 良い構成



以下、印象的だった台詞の忘備録

「もしそうなった場合、お前は なによりもまず 自分の人生を 子供中心に切り替えなければならない。しかも、運命を呪いながらではなく 喜びに満ちた気持ちで 生き生きとだ。それから、お前が戦う相手は 自分自身の夢の未練だけじゃない。親や世間に対して、お前は生き生きと苦難を乗り越える姿を 見せ続けなければならない。自分たちの決意が本物であると 信じさせられるように。体を合わせるという事は、それができると言うことだ

「愛しあう者同士が 無心で何もかも忘れて求め合うことは、本当に気持ちよくて 感動的だったろう。あの 純粋で清らかで神秘的な喜びを 心のそこから味わった者なら、今俺が話したことを、素直に心に染みいってくれると思うんだ

「男が父親としての責任をを持ち、女が母性に目覚めれば
そこに苦労はあったとしても 不幸は存在しないはず

「大人達の論理の胡散臭さ。避妊とは、そもそも セックスから 本来の目的である 子供を作る という部分を切り取り、快楽だけを楽しむための 技術にすぎません。つければいいという安易な避妊指導は、セックスがたんなる娯楽になりうる事実を、子ども達に 教えてしまっている

「子ども達が セックスの本来もつ崇高さを 深く理解した時、自ずと 彼らの中に 覚悟が芽生えてくるはずです。その覚悟を手に入れた者には、もはや望まない妊娠や それに伴う不幸など ありえません。本当に子ども達の幸福を願うのであれば、有無を言わさない避妊指導よりも、セックスの神秘性と精神性を 時間をかけて説いていくほうが、望む結果には近道

「するならつけてしなさい、とは、やはり 俺には言えない。今の俺たちの社会では、つけてすると言う選択が許されている。いいか、つけてすればオーケーなんじゃない、ただ 許されているだけだ。この選択をする時、お前は きっと、まだ覚悟のできていない自分 を自覚するだろう

「その価値観は許されている
忘れるな、その価値観が正しいんじゃない
他の多くの価値観と同様 存在することを許されているだけだ

「話し合いと言うのはお互い不完全な材料を持ちよって、お互い気づけずにいたことに気づきあい、何かを発見する場のはずです

「私たちは、鈴木先生を相手に 最後まで戦い抜かなければならない