嫌な奴 かわいそうな奴が わんさ出てくるし
なんせ主役の2人が 一生うじうじうじうじしてるので
観てるのしんどかったのです
子供の絵が描いてある骨壺
ゴミ捨て場のそばにすわって こっそり聴くコンサートのシーン
お互いに撮ったコンクリートの隙間の花を贈り合うエピソード
とかは 好きだったかな
主役2人よりも
脇役の人達が それぞれのパートですごくいい演技をしていて、そちらに目を奪われました
坂口健太郎演じる春田の 冷たさと熱さのマーブル加減が絶妙
淡々と悪びれず 社長に斡旋したり 勝手に携帯でメールしたり 悪い仕事したり
なのに
「僕が小夏ちゃんの恋を叶えてあげる」
ときたよ
坂口健太郎の空気感のせいで、嫌なヤツに感じないどころか、最も好きなキャラとなりました
高橋一生が演じていた 金髪の佐引さん
高橋一生が注目され出したきっかけのひとつらしいですが、確かにはまり役
彼のギザギザハートには、観てるこっちも傷つけられた
「福島、そんなに帰りてえか。ずりいなぁ おまえだけ」
そのぶん、後半の佐引さんの変化に 心温まった
「ふるさとっていうのはさ、思い出のことなんじゃない
そう思えば 帰る場所なんていくらでもあるし これからもできる」
佐引さんに、ハートの愛情弁当 作ってくれる人が現れて 本当に良かった(そのサイドストーリーを観てみたいぜ)
あと余談ですが
タイトル画面が いつもすごい素敵なのです
1話 北海道の水色な空
2話 さみしげなコインランドリー
3話 古い家の縁側 犬と遊ぶ女の子
4話 坂道と満月
5話 夜のバス停
6話 縁側のガラス戸からのぞく こたつを囲む人達
7話 枯れかけた黄色い花
8話 バスでおしゃべりする2人
9話 亡くなったお母さんからの手紙
10話 夜の東京タワー
