鹿shika

セレブリティの鹿shikaのレビュー・感想・評価

セレブリティ(2023年製作のドラマ)
5.0
「興味ないフリをしてた。人の幸せを見てたって悔しいだけだもの。だけどこんな風に思ったことはない?”ムカつくけど気になる”」

まず、ソ・:アリが初めて主席したパーティで着用していた衣装がDIORなんだよ。
そしてこれが似合ってるのなんの。
その後もDiorから始まり、CHANELにサンローラン、miumiu、courrèges、PRADA、POLO RALPH LAUREN
、Alexander Mcqueenなどから始まり、
今話題のISABEL MARANT、マリーンセルなどの着用も見れた。
日本ではこのような海外の有名ブランドが衣装提供することはまずないだろう。
せいぜい日本出身のデザイナーの手がけるブランドだろう。
こういうところに韓国との差を強く感じる。
インフルエンサーを題材にしているため、ここまでの有名ブランドを集めるのはわかるが、衣装だけで数億という予算がかけられているのだろう。日本のドラマではまずありえないことだ。

さらに今作はSNSの闇についても言及している。
現実世界でうまく生きれない人が、バレないことをいいことに匿名で悪質なコメントをする。
それで日本の有名人達も命を奪われている。
しかし、そのニュースのほとぼりが冷めれば、また同様に人を叩き、
何食わぬ顔で人の心を壊しにかかる。
それは有名人でなくても、友達に対しても同じことが言える。

表向きでは友達を擁護し、悪質なコメントに対して擁護するコメントを出しているが、
その人も別のアカウントを使い、匿名であれば、悪質なコメントをアップロードしているのだ。

ソ・アリも、元はSNSに興味も持っていなければ、有名になりたいとも思っていない。
しかしそれでお金を稼ぐことができると、話しは別だ。

ソ・アリの味方をしてくれていた、ハンとシヒョンさんの二人は本当に心が綺麗なのだと思った。
それはソ・アリの人格もあるだろう。
ソ・アリでなければ、ここまで親身になってくれていなかっただろう。
母親はしばしば頭がぶっ飛んでいると感じる描写があったが、ソ・アリは本当に愛されて育ったのだろう。

とにかく、めちゃくちゃに服を買いたくなるドラマだった。
私には拷問のように感じてしまった。
はーあ。お金でも降ってこないかな〜。
鹿shika

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