ケンフィー

ペンディングトレイン―8時23分、明日 君とのケンフィーのネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

それぞれの過去を持ちながらも
お互いに交わって今を生きるなかで
時には衝突したり、理解し合えなかったりするけれど、
それでも過去から逃げずに、未来を変えるんだと勇気づけられます。

元の時代(2023年)に戻ってくる感じだと、それぞれ何もなかったかのように元の日常に戻って終わりかもしれないけど、
3年後の2026年に戻ってしまい、乗客たちにSNSやデマなどの試練が襲いかかって、絶望感を味わうことになる。

しかし、誰かを想いながら日々を過ごす一瞬一瞬が、かけがえのないものだと気づかせてくれるドラマでした。

世界は大きく変えられないけれど、
ほんの少しなら変えられる可能性はあると信じて、
目の前にいる大切な人と、いまを生きるーーー。

1話の冒頭のこのメッセージ、

「愛する君へ。
この世界が永遠に続くと思っていた私たちは、毎日に飽きて、苛立って。
けれど、そんな日常は一瞬で消えると知って途方に暮れた私に勇気をくれたのは・・」

が、全10話を通して伝えているような気がしました。