リッジスカイウォーカー

日曜の夜ぐらいは...のリッジスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

日曜の夜ぐらいは...(2023年製作のドラマ)
4.3
今クールで一番良かったドラマ。

現在の状況に不満しかない女の子3人が、ラジオリスナーが集まるイベントに参加して繋がり、真の友情を得て人生を好転させていくお話。

人生を暗転させるのも好転させるのも人間関係。
偶然から同じ悩みをもつ同世代が真の友情を育んでいく過程が良い。

親も性別も超えていくプロセスが良い。

心の内はわからないからこそ、わかりあうために気持ちを吐露し、恥ずかしさもズルさも隠したいことだって曝け出して伝えて、そして受け止めあって互いを認め合うのが良い。

そう、この物語は、現代人が怖いと思っている人間関係の再構築のお手本だ。

現実はこんなにうまくいかないかもしれないが、このドラマのような関係性を持つことが、人生にとって一番大事なことなんだよなと思う。

ドラマの最後のメッセージ

—-
今、2023年=令和5年にこの世界に生きてる人は、みんな傷だらけで戦ってる戦士みたいなものだと私は思う。全ての戦士達の心に休息を。せめて日曜日の夜ぐらいは皆が一度深呼吸できますように。でないと、戦えないよ…どうかよろしくお願いします。戦士代表岸田サチ
—-

もう本当に代弁してもらったという気持ちです。

このドラマを観ていた多くの人は、そう思ったのではないでしょうか。