またクドカンがやってくれました!!
爆笑痛快風刺ドラマ!
昭和に生まれ、令和を生きるおじさんのワタクシは、毎回懐かしの昭和台詞にツッコミ、令和のハラスメント社会に頷きが止まらない!!
昭和は確かに力の強い者の発言力、立場が強かったが、逆に何をやるにもダメという規制はほとんどなかった。
学校で体罰なんて当たり前。
殴る蹴るの喧嘩なんて日常茶飯事。
不良はその辺を闊歩し、因縁つけられるわ、カツアゲされるわ。
男尊女卑なんてそれが普通の価値観。
色々挙げたらキリがないが、それがある種常識だった。
昭和の頃のそういうのってどうなのよ?という風潮が少しずつ少しずつ規制されていく。
それはきっと僕ら世代が受けてきた様々な冷遇が「おかしいから変えないと」って思っていたところもあるし、世界のいろんな常識がインターネットを通じて入ってくるのと、SNSによる個人の発信が目に触れやすくなったことが大きいだろう。
個々人の意向を尊重するために、無法地帯だったケースにルールを作って重ねて辻褄を合わせようとした結果、あれもダメこれもダメそれもダメという何が正解かわからない、どれが地雷かもわからない、それなら問題になりそうなことは片っ端からしない、言わないに徹した結果、「言いたいことも言えないこんな世の中じゃ」になった生きづらい息が詰まる社会になってしまっているよね?
ということをストレートに言ったらこのドラマも問題になりそうなので、それを全部歌にしちゃえば表現の一つじゃん!!という魔法の解を叩き出したミュージカルシーンが最高🤣
ミュージカルのセリフは毎回核心を突いていて、それが大きな共感を生みましたよね。
これだけ笑いが起こるほどの共感を生むのなら、おかしいと思っている人の方がたくさんいるはずで、昭和と令和は両極端でどっちも生きづらいってことだから、うまいこと融合して新たにアプデされた日本になって、あらゆる人が生きやすいダイバーシティが作り上げられることを願うし、そうなりたい。
・テレビは最早観てない人に対しての対応を考えなければいけない
・一つ間違えたら関係ない人も寄ってたかっていつまでも吊し上げる
「お前ら、関係ないじゃん!!」
はもう首もげました。
ラストの
寛容になりましょう〜〜〜♪
クドカンが導き出した、一つの提案だと思う。
誰か一人が寛容になれないことに対して、多くの人間が振り回されている。
このドラマは建設的な会話を生み、分かち合い、認め合う日本社会なるキッカケの一つになるんじゃないか?
これこそがエンターテインメントの真骨頂。
天才クドカンの才能が爆発した、日本人による日本人のための日本人にしか作れない唯一無二の作品。
日本で生きるすべての人に観てほしい大傑作。