このレビューはネタバレを含みます
そんなこと言うなら離脱すれば良かったじゃん!というのは百も承知なのですが、大学編があまりにもすばらしかったので、期待を持ちつづけてしまったんだ…。(ちなみに最推しは梅子さんでした。)
寅子さんが社会に出てからは、向き合う相手も通す筋も違うのでは?とか、主張ばかりで対話しない…とか、言っていることとやっていることが違う…とか、自分がされたことには怒るのに他人にはそれをするのか!と感じる場面が多々あったし、反対に良い仕事した!と思うエピソードはほとんどなかった。(とくに優未との関係性はずっとしんどかった。)
現実の判例に携わらせる形で描いたよねさんは、きちんと芯と一貫性のあるキャラクターになっていたので、余計に法曹としての矜持の差を感じてしまった。
あと、モデルのいる桂場さんと穂高先生の描き方は、実在の人物と照らして大問題だと思う。
このドラマを観た人はぜひ『化学の授業をはじめます。』を読んでみてほしい。