ウルトラマンブレーザーのJunのネタバレレビュー・内容・結末

怪獣の出現理由や行動原理に及ぶメインストーリーが興味深く、野性味溢れるウルトラマンが新鮮だったブレーザー。長く思わせぶりな扱いをされてきたV99に迫る最終決戦は、物語の終着点としても似つかわしく、平和的な落とし所も良かった。それだけに残されたヴァラロンがラスボスと化す展開には「いや、連れていかないんかい」と笑ってしまったが、まぁ好意的に解釈すれば手が付けられないほど暴走した「宇宙爆弾怪獣」ということでいいのかしら。本筋の合間に挟まれた単独エピソードも印象に残るものが多く、ジュブナイルな夢に彩られたガヴァドン回(第15話「朝と夜の間に」)や第22話「ソンポヒーロー」が特に好き。あと東儀秀樹の出演には驚いたが、演奏シーンが素晴らしかったので第9話「オトノホシ」は繰り返し視聴した。