まめた

高慢と偏見のまめたのネタバレレビュー・内容・結末

高慢と偏見(1995年製作のドラマ)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

6話完結で見やすい。今でいう合コン恋愛もの。
1800年代後半のイギリスは階級社会で女性の地位が低かった。その為に親の財産を相続できないことで
自由な生き方を選択しにくい。伝統や決まりに縛られた社会だったんだろう。女性は誰と結婚するかで生活や人生が決まってしまう。皆必死になる訳だ。

お見合いや合コンは第一印象は大事だが人の本質は付き合ってみてお互いの行動よく見てみないとわからないところがある。人の本質を見抜くというのがこのドラマのテーマなのかな。リジーがダーシーの本質を理解する過程が丁寧にかかれていてとても良い。妹や姉、従兄弟の結婚とリジーを対比させて人によって相手の選び方が違うこともわかる。にしてもダーシーの不器用さは異常なものがあった。ダーシーが資産家の大金持ちで容姿端麗でなかったら結末は変わっただろうか。寛大でしっかり者のリジーと少々難ありな根はいいダーシーは性格的にお似合いだろうな。ダーシーはリジーの尻にしかれそう。
リディアがバカ女のように描かれていたがこの人も自由恋愛ができない時代に生まれたことで非難されて大変だったなと思ってしまった。選らんだ男はよくなさそうだったがお似合いと言えばお似合いなのかもしれない。

コリン・ファースは繊細な青年役が上手い。中性的な魅力や少年らしさはある年齢をこえると無くなる人が大半だがコリン・ファースは30をこえてもまだあるな。
主人公のリジー役の女優もとても上手い。繊細な感情の動きで苛立ちや戸惑いがよくあらわれていたしリジーの聡明な性格がとても魅力的にうつった。

映画版よりドラマの方が後半の流れが丁寧にかかれていいて好きだった。
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