このレビューはネタバレを含みます
単なるサバイバルゾンビ映画ではなく人間ドラマが中心になっていて面白いと思う。主要人物の心情描写が丁寧であるし、セリフのやりとりがとても自然でありながら凝っている。
4話まではそこまで面白くはないが7話あたりからぎこちない他人同士だった二人に絆が出来上がっていき段々面白くなる。ジョエルに生きる意味ができ、女の子にはジョエルが家族のように頼れる相手になったんだろうな。泣けた。まさかジョエルが人類を救う崇高な目的の為に活動するファイアフライを裏切るとは思わなかった。女の子はそれほどに大切な存在になっていたんだろうな。一人の命を犠牲にして数億の人を救うことができるなら犠牲は致し方ないとも思える。でも自分がジョエルと同じ立場だったらと想像するとジョエルの行動も理解できる。人間らしい人間がドラマの中に生きていた。
ファイアーフライ、フェデラ、隔離地域、人民、自給自足民、平和な共産主義の村、牧師の村、いろんな組織の中で必死に生き延びる人々。
生き延びる為にそれぞれのルールと正義があるんだな。どの生き方が正しいかわからないが、皆生きるために必死なんだろう。
生きる為に殺す菌も人間も同じという言葉が印象的
主人公のペドロパスカルはとてもよい役者
売れっ子になったな
大出世
