スカイ777

殺し屋たちの店のスカイ777のネタバレレビュー・内容・結末

殺し屋たちの店(2024年製作のドラマ)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

全話を通して過去を明らかにしていく手法は、基本的にあまり好きでは無いが、各話において過去を明かしていくネタ分量とアクションが観るものを引き付ける量としてはちょうど良く、そのため緊張感が持続して、中弛みもなく、監督と脚本においての卓越的な力が発揮されている作品だった。伏線のようで伏線では無いのは難しいものだ。韓国の作品作りのレベルの高さを感じる。素晴らしい。
イドンウクさんは、感情顕の役よりも、内面と外面でも苦悩する役がやはりぴったりくるなと再確認、キムヘジュンさんは特に不可でもなく、顔つき体付きとしては役柄には妥当だか、最終話で外に出ての大泣きが、それも有りではあるが、一気に泣くよりも感情の爆発のほんの少しのターンが欲しかったなと。このシーンは溜めてきたチョンジアンの感情の見せ場なのに、と実はたいそう不満。
ベイル役のチョハンソンさんは、特にチョハンソンさんである必然がわからなかった。この方を見かけると毎回こんなふうに観てしまう事が多い。役者として顔が知られていて、顔の大きさ体付きが巨大なだけの役とかで使いがってが良いからか。感情の幅が無い役って特に演技で現すものが無いと思ってもらっては困る。今ある出番のままでベイルをもっと表現できたはず。ベイルの出番の時も周りのスナイパー達の方に目が行ってしまう。役者の力量不足なだけの気がする。
最後のイドンウクさんの登場に関しては、少し顔面が傷だらけでフラフラ状態のようで、死んだふりしてジンマンはベイルと対決してたのかなと思える、この事で、全話通してより作品が引き締まりレベルが上がった気がした。だが、続編はこのジンマンの死んだ振りしていた間の事、ベイルの直線対決等は触れず、新しいストーリーを期待したい。とにかくまあ面白かったと言いたいのだ。
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