チョッちゃんの108の情報・感想・評価

昭和16年8月、戦争の影響で東京は米や野菜が不足してきた。 滝川の みささん（由紀さおり）から沢山のじゃがいも🥔やとうもろこし🌽！　蝶子（古村比呂）は野々村夫妻や中山夫妻にお裾分け。一つの家庭で意地でも食べ切るようになった現代では珍しくなってしまった。 加津子（椎野愛）は遊んでいるときによく転ぶように。やがて夜中に足の激痛を訴え始めた！　医師（相沢治夫）には「慢性関節リューマチ」と診断され、注射💉で対処することに。 満州に渡った道郎（石田登星）からの手紙✉️。どうやら恋人ができたらしいが、母を心配させまいという噓の可能性も？　一方で邦子（宮崎萬純）は道郎の会社の先輩 大川から求婚され、真剣に検討しているとのこと。 一度専門の病院で診てもらえと俊道さん（佐藤慶）から助言を貰ったチョッちゃん、その目の前で加津ちゃんが激しく泣き叫び始めた！　黒木医師（大門正明）の診断は「結核性股関節炎」、しかも重症だったため即入院に😰。 結果的に重症なるまで放っておいた妻を責め、誤診してしまった最初の医師に殴り込むと息巻き、黒木医師も脅す要（世良公則）😡！　チョッちゃんは父親として冷静であれとビンタ！！ 黒木医師を助け、加津ちゃんの面倒を見る看護婦 増田たま役に、もたいまさこさん！　……風変わりなおばさん役の印象が強いため新鮮に映る。 報せを聞いた俊道さん・みささん。だが北海道は東京から遥か彼方、すぐに駆けつけることはできない。 みささんに「クリスチャンのお前の祈りなら聞いてくれるかもしれない」と教会⛪️行きを勧める俊道さん。娘の性格や進路に悪影響を与えたとして普段は嫌っているのに、なんという心遣い🥹！ 病院内の場面ではスリッパらしき足音。チョッちゃん出産時にも気になってはいたが、昭和の病院は土足禁止らしい。 エアコンの無い病室は蒸し暑く、加津ちゃんは汗疹にも苦しめられる。しかし涼を求めて窓を開ければ蚊🦟が入り込み、蚊取り線香&団扇スマッシュで対応するしかない。どうやら当時は網戸があまり普及していなかったらしい。 演奏会に向けて練習し続ける要。彼が奏でる「ハンガリー舞曲第5番」の音🎻がチョッちゃんの看病や暑さへの疲れや、鬱陶しい蚊の羽音や仕留めんとする緊張感を表現。 幸いにも加津ちゃんは一命を取り留めた！　身内や友人たちの頼もしい協力のもとチョッちゃんは娘の看病を続ける——が、無理が祟り2日間寝込んでしまった。目醒めると、要が慣れぬ手つきで朝食の支度🥹。 加津ちゃん看病のため、みささんが北海道から上京！　家事は全くできないが、いるだけでチョッちゃんの張り詰めていた心が安らいでいく。 また、みささんは滝川の駅で別れたきりの頼介（杉本哲太）・安乃（貝ますみ）兄妹とも13年ぶりに再会！　みささんによると、彦坂3きょうだいのうち唯一滝川に残っている末弟 公次は、今では《石沢牧場》の牧童頭になったそう。 看護婦詰め所で駄弁る連平（春風亭小朝）と夢助（金原亭小駒）。かつては要と同じくヴァイオリニスト🎻だったと自慢げな連平だが、夢助のせいで実は活動写真の楽士だったとバレた😅。怒って摑みかかるが、たまさんにクリップボードで頭をシバかれてから腕をひねりあげられて制圧された🤣！！ めちゃめちゃ笑える場面だが二つのことに思い至った。 ①暴れる患者の抑止など、女性たちだけで力仕事もせねばならぬ当時の看護師業務の過酷さ。 ②連平が怒った理由——楽士の社会的地位の低さに因るものか？　単に見栄がバレて気まずかっただけかもしれないが。 加津ちゃんの見舞いに来ていた神谷先生（役所広司）が栄養不良で倒れた。日雇いの肉体労働と不規則な食生活が祟ったようだ。みささんに頼まれた安乃が看病した結果……「ひょっとするとひょっとするかもしれない」間柄🥰に。いつぞやのドキッとさせられたナレーションが実現したわけだが、ごく自然な流れで淫靡なものは皆無。……「サルマタ小騒動」に巻き込まれた音吉さん（片岡鶴太郎）、ドンマイ😉。 実は神谷先生をずっと案じていた邦子、安乃ちゃんが彼のそばについていると一安心。女優を辞め、大川との結婚を決意した。 加津ちゃんの病室にて、要の母 まつさん（初井言榮）とみささんがようやく対面。家事全般を問題無くこなせるが寡黙な まつさんと、家事が全くできなくて話し好きな みささん、なんとなく気まずい😅……が、言葉少なではあるが打ち解けた。チョッちゃんが来たときの まつさんのホッとしたような表情が印象的。 加津ちゃんが「おばあちゃん」に缶詰の桃をねだったとき、まつさんは自らが持ってきた風呂敷包みを見た——もしや中身は桃🍑？　缶切りが使えないみささんをバカにしたりせず、代わりに開けてあげる まつさんの優しさ👍。 病は快方に向かい、加津ちゃんはもうすぐ退院できることに🎉！　11年前の初プロポーズで喰らわせて/喰らってから2度目のビンタにしみじみしつつ、チョッちゃんと要の夫婦の絆はますます強く深くなった！

加津子ちゃんの入院で、 みささんが再会やはじめましての機会が次々と。 そうか、両家顔合わせの機会もなかったものね。 なんとも盛り上がらぬ緊張で張り詰めた空気感が面白い。 そんな入院生活も終わりへ。 みささん帰っちゃうの寂しいなぁ。 要さんの、ビンタから精神と腕力の成長を感じる流れ笑っちゃう。 二人の夫婦の絆は独特ながら、まあ、二人がよいならいいのではないのでしょうか。 そして、邦ちゃん、 女優を辞めて大川さんと結婚する人生の大決断へ。 神谷先生に対してはほっとけない気持ちが先行してたのね。 大川さんに対して、個人的にあまりいい印象はないのだけど、 邦ちゃんの心安らぐ時増えますように。