こころ（高畑充希）と虎松（田中圭）の結婚式を間近に控えたある夜、闇原家は家族水入らずで夕食タイム――。しかし、漣（井上祐貴）は何やら浮かない表情を浮かべていて…。そんな彼の様子に、こころと母・伊織（麻生久美子）は「好きな人でもできた？」と、大はしゃぎ！　すると突然、「好きな人を確実に落とす方法を教えてやる」と、父・海造（吉田鋼太郎）が遠い目をして、自分と伊織のなれそめを語り始める――。 献血センターのバイト仲間として出会った2人――。海造が大学4年生、伊織が高校3年生という青春真っ只中のある日、受験生の伊織が「勉強を教えてほしい」と海造の家にやって来ることに！　伊織の無垢すぎる笑顔にメロメロ、「隣に座って」という魅惑のお誘い、そして爆撃のように連発するあざとい技の応酬に、童貞の海造は絶叫寸前…。海造が合格祈願のお守りを渡す機会を伺いモジモジしていると、伊織に彼氏らしき人物から電話が掛かってくる。激しく動揺、嫉妬心が爆発した海造は、ついに秘めてきた恋心を打ち明ける――「俺は…伊織ちゃんが好きだ！」。その気持ちに応えるように伊織が海造に近付いたその時、突然海造の父・ごん造（吉田2役）が現れて…!?

こころ（高畑充希）と虎松（田中圭）の結婚式を間近に控えたある夜、闇原家は家族水入らずで夕食タイム。漣（井上祐貴）に恋が成就する方法を教えるという名目で、海造（吉田鋼太郎）が語り続ける妻・伊織（麻生久美子）との“愛のメモリー”は、さらに熱を帯びていき――。 時は1991年――。新米外科医・海造（27）と報道記者・伊織（22）は、交際4年。多忙な2人は1カ月ぶりのおうちデートを楽しんでいた。しかし、無情にも伊織のポケベルが鳴り…。泣く泣く仕事に向かう伊織を笑顔で見送る海造だが、実は寂しさでいっぱい…。その時、静かに棺桶のフタが開き、父・ごん造（吉田2役）が現れる。ごん造は、ここぞとばかりに「仕事を優先する女とは別れろ」など言いたい放題！ 挙げ句、献血センターのドンのひとり娘との政略結婚をゴリ押しし始める。頑なな父に頭を抱える海造だが、実は伊織も扉の外でこの話を聞いていたのだ！さらに、その後も“血のギフト券”を賄賂に、何とか伊織に身を引かせようとするごん造…。身分の違いに抗えず、一度は別れを決意した伊織だが、海造への思いがあふれ出す。そんな伊織に、海造はとうとう涙のプロポーズ！…と、困難に打ち勝ったパパ＆ママのノロケ話を聞いて大はしゃぎするこころのもとに、なぜか大慌ての虎松がやって来る。はたして、虎松が息を切らして駆けつけた理由とは…!?