夏藤涼太

何曜日に生まれたのの夏藤涼太のレビュー・感想・評価

何曜日に生まれたの(2023年製作のドラマ)
4.2
#1話
野島伸司作品はワンダーエッグプライオリティ以来だと思うけれど、紛うことなき野島伸司作品でわろた。
この先の展開は全然わからんが、1話だけなら今期のドラマで一番面白かったかな。びっくりするほど話題になってないけど。

つーか飯豊まりえってこんなにかわいかったっけ。役の力か…?

#4話
ジャンルが不明なドラマだったが4話にして超面白いラブコメであることが発覚しましたね!?

#9話(最終話)
面白かった。とくに最終話はこれまでの伏線(「謎」ではなく、何気ないシーンを「意味あるもの」に置き換える、本来の意味での「伏線」)を丁寧に回収していくカタルシスもあり、ベテラン脚本家の力を見せつけてくれた。
恋愛ドラマとしての話の大筋や、妄想の世界ではなく現実を見ろというテーマ等はベタなのだが、「(盗聴の)仕返し」というミステリ的な趣向が凝らされていたり、フィクションの世界に逃げているオタクより何より現実から逃げているのはその作者だ、という新しいアプローチがされていたりと色々ひねりがあって、王道の展開に満足しながらも毎週新鮮な楽しみが提供されてよかった。
あと、キャストの力がハンパじゃない。野島伸司、飯豊まりえと溝端淳平の魅力をわかりすぎだろ…

今期の恋愛ドラマでは、ぶっちぎり、『何曜日に生まれたの』がトップでした。
ここから、野島伸司のオリジナルドラマまたバンバン作ってほしいな。
いや別にアニメでもいいけどさ。ちゃんと完結させてくれればね…
夏藤涼太

夏藤涼太