素晴らしいドラマでした。NHKの本気。というか挟持。ヤングケアラーや障がい、生活保護、教育虐待と、NHKが近年ずっと特集し続けきたテーマの総決算的内容
#虎に翼 も賛否両論あるみたいだけど、NHKのこういう理念や姿勢は本当に素晴らしいと思う
ただ、唯一の問題は、このドラマを「本当に見るべき人」は、このドラマを見る機会には恵まれないだろうということ。全学校で授業で流すべき。まだNHK+で見れるから、受信料払ってるならとりあえず全員今すぐ見たほうがいい
露悪的でもなく、野次馬根性的でもなく、お涙頂戴でもなく、理想論でもなく、ただ淡々と、しかし徹底的に、「現実」を描いている。こういう仕事は、民放では、BSテレ東以外では難しいだろう
とりあえず、「社会保障の仕組みと成り立ち」、「親は自分の子供を自分と同一視してはいけないこと」、「大事なのは勝利や克服ではなく、恥ずかしくてもつらくても、自分や現状を「受け入れる」こと」、「人には、その人にしかわからない地獄がある」という4点は、マジで義務教育で口を酸っぱくして教えるべきだと思う。これだけで、救われる人は大勢いる。というか、教師サイドでさえ、これをわかっていない人が大勢いるのが今の日本の教育や社会の最大の問題
