上海十月

ペイン・キラーの上海十月のレビュー・感想・評価

ペイン・キラー(2023年製作のドラマ)
4.5
Bloombergの記事2023/8/12 医療用麻薬「オピオイド」入り鎮痛剤、「オキシコンチン」の中毒問題を巡り、米製薬会社パーデュー・ファーマが60億ドル(約8700億円)を支払うとして決着した和解について、米連邦最高裁判所は10日、無効化を検討することで合意した。創業家のサックラー一族を不当に保護するものだとするバイデン政権の主張を取り上げる。係争中の話であり1996年頃から使い始められた薬オキシコンチン中毒死者増加、犯罪や乱用増加している。サックラー一族は、前任の会長の死亡のときの負債の返済と金儲けのために鎮痛剤と言いながらほとんど麻薬な錠剤をキャバクラ嬢なのか新興宗教の勧誘の如く医者を籠絡しながら爆発的に売りまくる。話に出てくるFDAがそんなに大きな組織でないことに驚く。何より驚くのは中毒死した家族がオープニングに登場。このドラマは、事実を基にして製作されたがドラマパートは、一部演出があると語り、その家族に起こった事は事実だと語るのである。これだけで本作は、ドラマの次元を引き上げている。この方式を使えば、妙な圧力や炎上は、抑えられ、係争中の話でもドラマ化可能なのではないかと。日本のドラマ製作者は、本作の爪の垢を煎じて飲んで欲しい。
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