角が立つ造

マイ・セカンド・アオハルの角が立つ造のレビュー・感想・評価

マイ・セカンド・アオハル(2023年製作のドラマ)
1.0
仕事を楽しむ努力をせずに生活のために好きでもない仕事(非正規雇用)をするのは怠けている、良くないことだという、価値観の押しつけがあり、そんなことでいいのかと。

作品を通して(流行りの)フェミニズムを取り入れたいという意図を感じたが、感情的で一貫性が無い。
若い女が好きなおじさんのことは嫌うのに、結局若い男の子が好きなんだと、失望した。
男性に対する文句は一丁前に言うくせに、年下の拓を従わせるような発言が多く見られ、理性的ではないと感じた。
フェミニズム要素は今の時代に必要なものだが、流行りに乗っても本質が伴っていなければ逆効果だと思う。
脚本が女性なのが逆に怖すぎる。
第1話の未来予想図で結婚相手の顔を見て不快を表していたのはいかがなものか。

話は、登場人物が主人公にとって都合良く動くゆえに理解不能な行動を取っていた印象を受けた。
拓は、結婚を延ばしてしまうのが申し訳ないと別れることを選び、帰国してからプロポーズをしたのに、佐弥子は結婚をまだ待てと、それなのに指輪ははめろと、自分勝手すぎないか。

みっちーは彫刻のような美貌と仔犬のような無邪気さで、広瀬アリスも女性ウケしそうなこざっぱりさがあり素晴らしかった。
ただ脚本とリアリティーの無さが良くないと個人的に思った。
ドラマは視聴率などのしがらみがあるから仕方ないのかとも思った。
「第二の青春」、シェアハウス、年下男との恋愛、年上男性にも好かれる、などドラマのターゲット層の願望丸出し妄想祭りだった。
所詮、こういう類のドラマなんて視聴者の感情をジェットコースター的に揺さぶればいいのだ。

※ギャルの描写下手すぎん?
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