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天狗の台所のkinakoのレビュー・感想・評価

天狗の台所(2023年製作のドラマ)
4.0
自分が天狗の末裔だったことを知らされたアメリカ在住のオン(越山敬達)は、しきたりで14歳の1年間、日本で兄の基(駒木根葵汰)と一緒に暮らすことになる。

今期イチの癒しドラマかつ新感覚なドラマでした。天狗の末裔という謎のファンタジー設定と、田舎でのスローライフ、そしてイケメンたちの作るおいしそうな料理たち。心底謎の組み合わせなのに癒し効果が高すぎる。余計なBGMがなく、季節の移り変わりの描写や料理の音が心地よくて、疲れた体に染み渡りました。
とにかく、顔の綺麗な男の子たちが丁寧にごはんを作って、たくさん食べてるのね。この癒し効果とその需要を察知してここまでの完成度で提供できる今の時代すごいねって思ったよね。単調になりがちなグルメドラマに何をスパイスとして加えるかってところで、天狗(の継承であれこれ悩む兄弟)と喋る犬って考えたのは相当なおもしろ人間だよ。原作者がすごい人だね、知らんけど。
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