kinako

VIVANTのkinakoのレビュー・感想・評価

VIVANT(2023年製作のドラマ)
4.0
日本企業・丸菱商事がバルカ共和国の企業・GFL社に対し、契約金の10倍にもなる1億ドルの誤送金をしたことから物語が始まる。関与を疑われた乃木憂助(堺雅人)は、契約金を追いバルカへ向かい、そこで日本の公安・野崎守(阿部寛)と、医師・柚木薫(二階堂ふみ)に出会う。

日本ドラマとは思えないスケールの大きさにびっくり!砂漠を彷徨ったり誤送金の犯人を引っ張ったり間延びしてる感じはあったけど、ドキドキして面白かった。

ベキ(役所広司)がテロ組織のトップとして悪役たればよかったものを、大義があり家族愛がありという設定にしちゃったもんだから不完全燃焼でした。ノコル(二宮和也)にももっと衝撃展開がほしかった…乃木の英語も含めた外国語の残念さと対照的に、ベキとノコルのモンゴル語が上手で逆に気が散った。

風呂敷を広げすぎて考察だけが飛躍してしまうのもよろしくないのだなと学んだドラマでした。もう少しスマートにまとめてほしかったな。でも続編あれば観ると思います!
kinako

kinako