お仕事ドラマが好きなのでよっぽどじゃない限りたいてい見ている。
このドラマは、現実の社会でほぼ大規模脱税事件といってもよい政治家の裏金事件が起きたなかの放送だったのが、非常にタイムリーだった。
税金を払えない払わない市民とそこにできる限りの法の手を入れる、または差し伸べるゼイチョーの間の事情は、とっつきやすさを意図した軽めの演出でわかりやすく、しっかり逮捕される権力者が描かれたラストは、いまだ現実と乖離しているとはいえ、あるべき姿を示していた。
払う市民、払わせる役所、そして権力の座にいる人間、それぞれに見る意味があったと思う。