東京裁判の1の情報・感想・評価

戦争において人を殺すことは罪ではありません。 殺人罪ではないという根拠は、戦争というものが合法であるからです。 この合法化された殺人、厳密に言えば正当な殺人はどれほど不快でおぞましくとも、これまで一度も刑事責任があるとみなされておりません。 真珠湾攻撃におけるキッド提督殺害が殺人罪なら我々は名前を挙げてみせます。 広島に原子爆弾を投下した者の名前です。 その作戦を計画した参謀総長もそれを行わせた国家元首の名前も。

戦後80年ということで数年ぶりに鑑賞。 東京裁判に集まった様々な国の判事。 人は戦争を裁くことができるのか。 どうやったって、利害関係ありありだし、 戦勝国が人によっては結論ありきで進められているのが なんとも言えないお気持ちに。 もし、この裁判のリストアップで天皇が入っていたら、 たぶんGHQの統治に影響出てたんじゃないかな。 （だからこそ、外したとも言えるし、まあ、日本における天皇の存在に関する感覚って分かりにくいよね、とも思う。）

戦勝国が敗戦国を裁けば、結果がどうなるか決まっている。 日ソ中立条約を一方的に破棄し、日本人を虐殺したソビエトが加わっていること自体、バカらしくなる。もう茶番劇そのもの… そもそも、日本はアメリカにはめられ、戦争をさせられたのであって、元々戦争を避けようとしてきた。 また、民族浄化を図ったナチスドイツと同列に語られたくない。 東條英機は極悪人ではなく、立派な人物だったのです。 東京裁判史観に縛られることはありません。