みさき総合病院の療養病棟。入院したら元気になって退院していく人のほとんどいないこの病棟にも朝が訪れ、日常が始まる。看護師の辺見歩は人工呼吸器を付け眠り続ける水谷さんに話しかける。妻の強い希望で人工呼吸器を付けたが、その妻が先に亡くなってしまった。医師の広野はそんな水谷さんを複雑な思いで見守る。 隣の病室では、100歳の安斎さんが目を覚ますと決まって始める演説にみんなが聞き入ってしまう。そんな声に触発され、「俺も100歳まで生きる」と言う患者さんもいれば、「死にたい」と繰り返す桜田さんもいる。 患者さん一人一人と向き合いながら辺見はふと「生きてることに意味っているのかな?」と考える。桜田さんは時折「アッキー待って」と叫びながら辺見の腕にすがる。悪夢に出てくるらしいその人が、ある時訪ねてくるのだが…。 安斎さんは思い残したことが一つだけあると言う。その願いをかなえようと辺見と広野は奔走するが…。 また、緩和ケアを希望して入院してきた角川さんは、夫の前では酸素マスクを外してしまう。妻の深刻な病状を受け入れたくない夫のために、夫婦は「延命治療」を希望するのだが…。 患者さんの心の声に耳をかたむけようと、その人の最善を求めて、迷いながらも辺見たちはそれぞれの「限りある生」に向き合っていく。
そんな病院の中でも 、 末期がんなど重度の医療ケアが必要な人や、在宅の望めない人を受け入れる療養病棟。 そこはまさに医療のセーフティーネット。 その最前線に立つ看護師は、 意思表示の難しい…
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