山田杏奈目当てで鑑賞。
近所で多発する事件が次第にとある事実へと繋がるミステリー。
WOWOWドラマならではの少し暗い描写が、作品の不気味さを際立たせている。
妻の妹と浮気をする大学教授の広川誠司は、妻を病気で失う。
その後、大学では総選挙に巻き込まれる事になる。
かたや篠田家では母親の調子が悪化する一方で治らない。
ホストに通い続ける六道菜々美は、友人に騙されそうになるのだか、弁護士の土田律子に助けられるが…
数々の登場人物が出てくるが、置いてけぼりにされない脚本がお見事。
内容自体もゆっくり進んでいるようだが、タイトルのイアリーの通り、何とも言い難い不気味さが画面を埋め尽くしているから面白い。
そしてラストシーンには圧巻。
山田杏奈の目力と身体の動きのギャップが凄かったし、エンドロールにはゾワっとした。