できる

不適切にもほどがある!のできるのネタバレレビュー・内容・結末

不適切にもほどがある!(2024年製作のドラマ)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

2024年冬クール一番楽しみにしていたドラマだった。

前半は令和の価値観にアップデートできていない人間たちへの教育番組みたいだと思っていたけれど、阪神淡路大震災のくだりから一気に人間ドラマみが増してさらに大好きになっちゃった。クドカンの描く価値観も人間ドラマも大好き。

阪神淡路大震災で自分たちが亡くなってしまうことを知り悩む市郎に対してサカエさんが、どうせ未来で悩む事が決定しているなら今を思いっきり楽しんで生きたほうが良いというような事を言っていたシーンが特に心に残っていて、最近ことあるごとに思い出し、背中を押されている。人間なんてみんないずれ死ぬという運命からは逃れられないのだから、思いっきり楽しんだ方が良いに決まってるよな〜となる。

このドラマを見ても嫌な気分にならなかったのは、市郎が自ら分からないものにはなんで?って聞けて、それで良いなと思ったものはどんどん自分に取り入れることができる人間だったからだと思う。スマホとかも使いこなしてたし。年取ってから分からないものを放棄せずに、自ら学んで、取り入れることができる人って本当に素敵。

それぞれの時代に戻っても、各々が出会えた経験を胸に、精一杯楽しそうに生きている様が良かった。
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