デブチンバラ

不適切にもほどがある!のデブチンバラのネタバレレビュー・内容・結末

不適切にもほどがある!(2024年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

昭和を知る者としては、最近のコンプライアンスだとか、何でもかんでもハラスメントだとすることに居心地の悪さを覚えていたので、昭和から令和の時代に突然タイムスリップして来た阿部サダヲ演じる主人公・小川市郎の世に対する驚きと反発する姿に共鳴しながら笑って観ていました。テレビ局が舞台の一つになっているので、これはこのドラマの作者であるクドカンが常日頃感じている気持ちでもあると思うのですが。しかし、5話目、6話目では様子が変わり、クドカンのエッセイ「俺だって子供だ!」(これは子育で書のバイブルである)に登場する娘のかんぱが成長し、恐らくこのドラマに登場する小川の愛娘である純子ぐらいの年齢になっているのではなかろうかと思いながら、クドカンがこのドラマに込めた娘への思いが伝わってきました。父親が娘の早すぎる死を知ってしまうなんてとても悲しいことです。そして最終回、Creepy Nutsの歌を昭和の人が聞いたらそりゃ驚くでしょうね。この天才たちによる主題歌「二度寝」を聴くのも毎回の楽しみでした。
デブチンバラ

デブチンバラ