タイトルからして、とてもよくできている。
ダブルミーニング。
テンポがとてもよくて、あっという間に見られた。
最初、このドラマは阿部サダヲでもっていると思っていたけれど、話を見ていくうちにみんな個性があって、みんな主役だった。
毎回歌と踊りで、現代に投げかける問題提起は嫌いじゃなかった。
一貫していたテーマは、現代はみんなが正義を主張するようになって収集がつかなくなってしまっている。だから一回、立ち止まりませんか? っていう提案。
そもそもハラスメントで縛る現代のやり方は何かが間違っている。だって、気に食わない人のことを「ハラスメント」と断罪して終わりなんて、あまりにも都合が良すぎるでしょ。
みんなが暮らしやすい世界を作るためには対話が欠かせないのに、その対話を拒むからどんどん暮らしにくくなっている。
話し合おうとしても、普段話し合ってないから、どうやって話し合えばいいかわからないから、ますます億劫になるスパイラル。
そもそもテキストコミュニケーションが持つ危険性を大人が理解していない。
文字でわかり合えると思ってしまっている。
大人がこんなだから、そりゃ子どももネットトラブルは絶えない。
お互いの顔を見て話すコミュニケーションに回帰したい。
やっぱりここらへんで、立ち止まって考えたい。
そして、寛容さを大切にしたい。