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さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~のheroheroのレビュー・感想・評価

3.8
昨年日本テレビで放送されていた「リバーサルオーケストラ」のパクリではとの指摘があったようなので、そちらの粗筋を確認してみたが、マエストロ、バイオリン、役所などのキーワードは共通だが、本作の方は親子関係を描く事が本筋なので、パクリには当たらないと思う。
こんな事を言ってたら刑事ドラマや医者ドラマは全部何かのパクリになってしまう。
で、本作に対する感想だが、最終回まで楽しませてもらった。
芦田愛菜演じる長女が、何故音楽から離れてしまったのかが終盤に明かされるのだが、ああ、それは辛いわと納得したし、その原因を作ってしまった西島秀俊演じる父親の気持ちも分かる。
そういう点では、本作は親子関係を上手に表現出来ていると思う。
毎週聞き覚えのあるクラシック曲を題材に、物語が展開する構成も良かった。
芦田愛菜がバイオリンを弾く演技のシーンで、すぐ後ろにいるバイオリニスト(多分プロ)の弾く手捌き指捌きと一致してるのには驚いた。
やはり彼女は俳優として只者じゃない。
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