仮想空間を飛び越えて現実にまで侵食してしまう初恋の魔力。ナオキもホナミもお互い大人だったから良かったけど、実際問題、素性が分からない相手と会うのはリスクもある。自分じゃない姿を借りれば本心を話すことができる。現実を生きるヒントをくれるのが良いゲームの証。どれだけゲームで現実逃避しても結局は現実と向き合わざるを得ず、どのアバターにだってその背後には実人生があるのを忘れてはならない。アオイが二人の関係性を理解するのが速くないかと思ったが、近未来の設定だったのとデジタルネイティブ世代だと理解するのも早いかも。ナオキの同僚の女の子とかコンビニ店員とか社長秘書とかメイン以外の配役も良かった。
