おススメで上がってきたので。お世辞にも良い夫婦といえないところの息子が、行方不明になってしまい…というところから始まるもので、父親役を演じているカンバーバッチさんの「イヤな親父」感が絶妙で、でも不快感が最高潮に達することはなく、引いたり足したりのさじ加減は流石でした。
個人的に、もっと大どんでん返しのようなものがあるかと思っていたので、行方不明から展開される話はスケールが大きい割にはこじんまりしていたので、もっとドタバタ感があっても良かったかなと。
でも、イマジナリーフレンド(フレンドかは微妙ですが)的なエリックの、嫌味ったらしいけどきちんと愛嬌を感じるフォルムや、エリックを通しての主人公の過去と現在の対比など、バランスよくまとまってはいたかなと感じました。