このレビューはネタバレを含みます
どんどん涙が止まらないドラマですが、私の一番身近な人にとってはそうじゃなく。
彼はまだ途中までしか見ていないけれど、「このドラマは"曖昧"で引っかかりがない。自分の好みは"もっとはっきり分かるもの"だ。」と。
そう言われて、その感想自体がこのドラマのテーマにも通ずるような面白いことというか、人の面白みだなと感じた。
感じ方は本当に人それぞれ、人は本当にそれぞれだと。
そして、ほぼ180度考え方の違う彼と私が、そこじゃない違うところで共感したり、お互いに発見しあいながら生きてることが面白く。いろんなことを考えさせられた。
そういう意味で、スコアの高い低いは、良い悪いというより醤油が甘いかしょっぱいか的な、その時感じた"感じ"を指してるだけなのであまり意味がないことと思いつつ。
自分は、またいつか人生のどこか大事な時にこの作品を思い出すだろう、そして励まされるだろう、という意味でスコアも言葉もざっくり残してみる。
見返してまた思い出したいから。病気や死がやってきた時、きっと元気をもらえる、気付きをもらえる作品だから。
兎も角、私にとっては見て本当に良かったドラマで、俳優さんから制作に関わった方全て素晴らしくって、有り難かった。
こんなに細やかに表情に共感して泣いたドラマはないなと思う。
最後の手術シーンも、こんなに緊迫することあるかなというくらい息が詰まった。
ということを、最終回見ながら書いていて、見終えたあと最後に何を思うだろう、どんな結末だろうと想像していたし、その感想を色々ここに書き記そうと思っていたんだけれど、
最後の川内先生の表情が全てで、言葉が吹っ飛んだ。
すごかったし、見てよかった。
追伸
若葉さんのインタビューをこの後読んで、まさにまさに、ほんとそれ...お守り...となりました。