Stella

Shrink―精神科医ヨワイ―のStellaのレビュー・感想・評価

Shrink―精神科医ヨワイ―(2024年製作のドラマ)
4.5
とてもいいドラマでした。

アメリカでカウンセリングを受けてきて今でも日本で受けている身として、先生のスタンスに近いものがあったので、日本にもこういう先生が増えるといいなと思ってます。ヨワイ先生は少し、寄り添いすぎだとは思いますが…

基本的に日本でのこういう先生の探し方はアメリカやイギリスなどのヨーロッパ先進国の心理学を学んでいる人と限定していつも探したり、紹介しますが、今のところハズレなくいい先生を引き当てています。精神科もカウンセラーも当たり外れが激しいので、色んな方にいい先生に巡り合って欲しいなと思います。

カウンセリングや自助グループに関しても、もっと敷居を低く、みんなが関われたらいいなと思います。友達や家族にではなく、病気になったら内科に行くように、心の病気にはカウンセリングです。残念なのはカウンセリングのみだと、保険診療では無く、自費でなかなか高いこと。定期的に通わなければ功を奏さないので、ぜひ保険診療になって欲しいです。

どんな人にも相談するプロの先生がいていいと思います。精神病は自分に関係の無い話ではなく、多くの人の側にある身近な話、そして、寛解するものもあれば、上手に付き合っていく術もある。それを導いてくれるのがヨワイ先生の様な存在だと思います。三話完結は残念ですが、漫画であったので読み始めました。こちらには自閉症などの発達障害や抑うつ病など色々あって学べそうです。

3話の白石聖さん、素晴らしい演技力だった。

境界性パーソナリティ障害は、相手との、特にパートナーや家族との境界線がなくなりがちで、ストレスや嫌なことがあると怒りや感情のコントロールができなくなり、自傷行為、物に当たったり、相手に暴言をはく。
相手を敵か、味方かで判断し、仲が良い時は問題ないが、相手に対してどんどん重くなり、約束を反故にされたり、何かを断られたり、拒否された、裏切られたと感じると手のひらを返した様に冷たくなったりフレネミーな動きをする。ちょうど小山内さんが雨宮さんにとった態度がまさにそれでした。

親を中心とする生育環境が強く影響するので両親の描写も非常に大事だったと思います。また、そういう人には私がいないとダメなんだ。みたいな相手が寄ってきて、共依存関係になる。それが、温田くんだったんだと思います。

多くの人が心に何かを宿してる、だから助けが必要かもね
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