このレビューはネタバレを含みます
■一言:おしゃれクソポリス👮がいる新宿…
Field Hospital=野戦病院
■宮藤官九郎作品では、ごめんね青春!(2014年)と流星の絆(2008年)を見たことがあったはず。最近のものを見ておらず、2014年からだとすると、10年ぶりにちゃんと見たクドカンドラマでした。
クドカンが医療ドラマ?、ヨウコの拙い?英語、LGBTのような?堀井忍、盛り沢山なテーマ、歌舞伎町を表す描写など、批判される点が多々あったようですが…自分はしっかり楽しめました!このドラマに限った話ではないですが、批判されてしまうような部分だからこそ、そのドラマに必要な要素というか、伝えたい、表現したいことに不可欠な描き方であったり、セリフであったりすると思います。
ヨウコの英語については、主に発音と岡山弁?混じりの言い回しが批判の対象だったようです。確かに聞き取りにくいし、理解しにくいし、英語を日本語字幕にして読むの大変だし。ただ、ヨウコの生い立ちを考えればそういう言葉づかいになることは、別に悪くない。最終話でまさかのペラペラ標準語まじめスピーチができたということは、今までのはわざとというか、演じていたというか、真相はわからないけどカッコよかったから良し!
最終話に5話目の伏線…とまではいかないですが、政治家が再度出てきて、タイムリーな話題をまた活かしていました。感染症の脅威やマイナンバーの課題は、1ドラマが語り尽くせる話題ではないと思います。それでも地上波ドラマで、有名な俳優が演じてくれるという点で、大きな意味があると思う。
命は平等というテーマは、医療ドラマとしてはありきたりかもしれない。なのに、全体がまったく新しいものに感じられたのは、個性的な俳優陣と、クドカン脚本のおかげ!