このレビューはネタバレを含みます
ミソジニー 憎悪と執着 有害な男性性 同調圧力 不安定さや孤独 格差 インターネット上の性加害 閉鎖的な学校空間でのいじめ
13歳の子どもはより揺らいでる。それがわかるジェイミー役の彼が本当に凄い。じわじわと確実に社会化されて、構造の中にはめられていく。
ジェイミーが女性の臨床心理士に向ける視線。あの回で入ってくるセキュリティ?の男性の不快感とかも細かくてリアルだった。
刑事2人が学校に話を聞きに行ったときの、ティーンの実情を掴みきれない感じとかも。
また違う様相でマスキュリティに押しつぶされそうな父親の姿も胸にくる。
そして、だけど、殺されるのは女性だという現実。
4話の陰謀論めいた加害者擁護も、追い討ちをかけるような地獄で具合が悪くなりそうだった。でも何もかもが身近な光景だよね。
同じイギリスのハートストッパーみたいな作品に触れたあとだと、学校内の描写は見ていてよりキツくて、シビアだった。
それと、物語に没入しつつも、いやこれワンショットで………………よくやってるな…と毎話気を取られてた。大人の役者もそうだけど子どもたちが凄い…(精神的な負荷とかどう対応したんだろう)