皐月

Nのためにの皐月のネタバレレビュー・内容・結末

Nのために(2014年製作のドラマ)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

展開が読めない物語で
誰かを思いやる気持ちが時に誰かの罪になり悲しみになったり
誰かを思いやる気持ちや傷が罪になる程お互いに追い込まれたり
誰かを思いやる気持ちや過去の傷が誰かを背負わなくて良い罪にしたり

幼児虐待やDVや機能不全家族
どれも今の世の中珍しくもなくあって
その環境の中に居る時はとてもツラい人がいる
そして、その傷は記憶から薄れる事はあっても
忘れられないものがある
それ程、幼児を虐待したりストレスを妻に向け支配したり親がするべき事を子供が必死になってしたりする事
それはやっぱり人と人の絆として間違っているのだと思う

親子や夫婦の共依存
離れた方がお互いにとって正しくあれる事や時期がある
だけれど、簡単な事ではない

それでも、感謝の気持ちや思いやる気持ち
間違った人生を歩んだら正しい道に戻る力を持っている事
真っ直ぐに生きたいと思う気持ち
その気持ちがある人間関係も伝わってきて素敵だと感じた

良い人の側にいたら人は変わる力があってまた母になれる事も
悪い人の側にいたらそれが共依存になり救いようのない事も

どちらにせよ、皆それぞれその瞬間を生きて自分で選択している

その選択が幸せになるのか
そうではないのか
その選択は自分で決めているのだから
幸せな選択をしていって欲しい
悲しい選択をしてしまう人もいるけれど
そう、観てて感じました
皐月

皐月