ブタブタ

デッド・ゾーン シーズン6のブタブタのレビュー・感想・評価

デッド・ゾーン シーズン6(2007年製作のドラマ)
3.5
ラストシーズンである。
スティーヴン・キングというよりも寧ろPKディック的な展開を見せる。
ハルマゲドンは回避された…筈なのにジョニーは核戦争後の破滅した世界に居る能力者とのヴィジョンを介した交信が始まる。
未来の能力者はジョニーに対して不信感を持っており理由を尋ねられ一冊のボロボロの雑誌を見せる。
それは未来の日付けのニューズウィーク誌で表紙はジョニーの写真、そして「ジョニー・スミスが世界を滅ぼす」との文字が。
というのが確かシーズン5の最終回でシーズン6で完結か?と思ってたら打ち切り。
未来のジョニーは盲目となっており、その傍らには成長し戦士となったジョニーの息子JJ(ジョニージュニア)が。
スティーヴン・キング作のケネディ暗殺を阻止するって内容の『11/22/63』ではケネディが死ななかった世界では逆にケネディの存在が世界を滅ぼす結果になって、恐らく描かれなかったドラマ版デッドゾーンも、大統領となったスティルソンとそれに対抗する為に図らずも救世主(又は偽救世主)への道を歩む未来のジョニーがハルマゲドンへの道筋を作ってしまう別の時間線と、其れを阻止すべく行動する現在のジョニー、みたいなストーリーになって行ったのでは。
この頃は東京の片隅で独り寂しく深夜のドラマ版デッドゾーンを楽しみに見つつ、夜勤明けで録画した打ち切り最終回を見てガッカリしたのを覚えてる。
このまま何も起きない人生のまま終わると思ってた。
それがこの数日後彼女(奥さん)に出会って今に至る。
ジョニーもサラと幸せエンドだったし之は之でよかったのかも(なんこっちゃ)
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